晴れ。
かなりの暑さ。
夢を見た
自宅。カウンセリングを受けている。そこに信者がやってくる。
信者はカウンセリングを受けている部屋をのぞき込んでくる。
トラブルの予感。(終わり)
思ったこと
目が覚める。最近学校の夢をあまり見ない。ほっと一息をつく。
そうしたらこの夢だ。直接対決か。だけど、私の夢の中なのでどちらも自分だ。
いったいどうなるのだろう。
思い出す。母親はカウンセリングに介入しようと躍起になっていた。
大学時代、カウンセリングを受けていた学生相談センターまでやってきた。
そして教団の本を置いていった。受付の人は激怒した。
後から聞いたところによると一方的にべらべらしゃべって帰ったらしい。
そしてカウンセラーの言ったことはほとんど聞かなかった。
今思い出すと大学という大きな組織にいたときにはそれなりに守られていた。
それが組織の力か。お世話になったのは事実だが、自分が必要としているレベルにはまったく足りていなかった。
私にとってはそちらのほうが大事だ。でも自分が今どういう状態で何が必要なのかを自覚するまでには大変な手間暇がかかった。
私はいまだに自分やまわりがどうなっているのかを把握することに大変な困難を覚える。あまりに込み入っているし、無責任な他人の都合が深くまで入り込んできている。そのため自分の選択の結果起きることが予測できず、自分には手に負えないレベルになっている。
大混乱だ。どうしてほしいのか・どうなりたいのかを言うことができないとスタート地点にも立てない。
買い出しに行く。もうすっかり夏の気候だ。
夏には独特の静けさがある。どこもそれに満ちている。川沿いを歩く。
マスクを外そうと思ったが、川沿いもかなりの人出なのであきらめる。
ここは河口に近い。今は干潮だ。葦原の中から鳥の鳴き声がする。
満潮の時には彼らはどこにいるのだろう。
スーパーに行く。かなりの混み具合。
ふと気づく。若者がいない。
若者はどこにいるのだろう。
電車の中に大量にいた。ジャージ姿や弓道のはかま姿。
部活動か。
自分はずっと帰宅部だった。当時ほかの皆はどこでどうしてたのだろう。
素朴に疑問に思う。
そういえば母に梅干しを買うように頼まれていた。塩としそのみで漬けられたやつ。探す。
1店舗目。あったがはちみつ入りのしかない。
2店舗目。はちみつ入り以外のもあったがなぜかみな砂糖や人工甘味料が入っている。
うちの母親の注文はかなり難しいもののようだ。
3店舗目の駅ビル内の高級スーパーで見つかった。なぜかはちみつや人工甘味料の入ったものの倍近く値段がする。手間暇がかかり大量生産できないせいだろうか。
やっと見つかってやれやれだ。梅干しの入っている容器の裏を見て何が入っているかいちいちチェックする怪しいおっさんになってしまった。
イライラして頭の中でブーたれる。マイルドな味わいの梅干しとかフルーティなビールとかカフェインレスのコーヒーとか一体何なんだよ。
そういう風にしたかったら後から自分で加工すればいいじゃないか。ビールにライムを入れるとかさ。いっそ他の物を食べるとか。一体誰のためにそういう風にしたんだよ。
八つ当たりだ。そういえば最近食べ物の味が皆似通ってきていると思う。どれも甘さが増していたりチーズ風味のものばかりとか。手間暇を減らしているのだろうか。
店に入ってラーメンを食べる。油そばというやつ。店内にはサザンなど昔の曲がかかっている。
夏はサザンがよく似合う。いまだにそうだ。すごいと思う。チューリップも浜省も長渕もこの店の雰囲気にものすごく合っている。あまりにも自然に溶け込んでいて驚いた。そう思うのは自分がおっさんのせいだろうか。
この油そばもこの場所にあっている。都会というか大きな街道沿いが似合う食べ物。
喫茶店に入って本を読む。疲れていて内容が入ってこない。だけれども喫茶店で座って本を広げるだけでずいぶんリラックスする。
さっきも川沿いでカメラを構えるだけで気持ちが静まった。この二つが今日の驚きだ。特定のポーズをとるだけで静まる心。ヨガか何かか。
今飲んでいるのはタピオカ入りミルクティーだが、入れる順番がおかしい。
氷の上にタピオカが乗っかっている。タピオカを先に入れて氷は後から入れないとストローでタピオカを吸い込みづらい。
あらかたミルクティーを飲んでしまった後で、太いストローで氷の上に乗っかっているタピオカを吸い込もうとスースーやりながら思った。失敗した。
などなど、あれこれ細かいことを思いながら帰路につく。夏というのは誰にも平等にやってくる。それがいい。