朝はかなり寒い。
考えたこと
最近疲れ気味だ。歳のせいかなかなか疲れが抜けない。さてどうしようかとあれこれやろうとする。
・・・これがいけないのか。やろうとする努力ではなく、やらない努力。でもそれをやろうと今度は活動を停止する努力を始めてしまう。極限まで活動を停止したらどうなるでしょう? だめじゃん。
そんなこんなで考えをめぐらせていたら、ずいぶん昔に会ったフランス人の男の子のことを思い出した。
その男の子は青い目の金髪でワーキングホリデーで日本に来ていた。
その男の子がこう言った。「ファイナルファンタジー好きです」
オタクであった。驚いた。いや自分もFFは大好きだけど、こんなに真っすぐな発言はしない。心のどこかで”たかが”ゲームだと思っていた。
で、なんでこのことを思い出したんだろう。そうかこの”たかが~”という考え方がリラックスを妨げていたんだ。
価値判断。真面目でなにかのためになることをしないといけない。そんなことを考えていたのか。それがリラックスを妨げていた。
お茶を飲んでボーっとしたり、ゲーム実況動画を観てぎゃははと笑ったり、必要なのはそういうことだった。ここで語学の学習をしようとしたり、瞑想なんてしてもストレスがたまるだけ。
価値判断をする・しないではなく、価値判断が止まった状況を作り出す。そういうことだった。
昔、事務所の裏口で夕陽を見ながら煙草を吸っている人を見て、ああ、いい画だなあ、と思ったことがあったがそういうことか。煙草ではなく状況か。価値判断が止まっている。それがリラックスだった。
あと、自分の好きなものを”たかが”とかいうのは良くないぞ、と自分に言ってみる。
(これがすべての元凶だという気がする)
あ、価値判断が止まる、それが好きってことか。やっとわかった。”恋は盲目”なんて言うし。それをやるべきだったのか。やっとわかった。書いているうちにわかった。書くってすごい。(ずいぶんと青い文章だと、読み返してみて思った)
今週のお題「最近見た映画」
このお題を見たら、昔行ったことのある映画館のことを思い出しました。
30席ほどの小さな映画館で中央の席に「ここには背の高い人は座らないでください」との張り紙があった。
どういうことだろう、と思ったが、上映が始まると分かった。映写機の位置が低いので中央の席に大きな人が座ると映像の一部が欠けてしまう。映画そのものよりもこっちのほうが面白かった。今もこの映画館はあるのだろうか。
その時観た映画は多分「ベンゴ」というスペイン映画だったと思う。上記のことが強烈だったのであまり覚えていない。