暑い。春は?
夢を見た
夜。子どもが二人歩いている。
建物の中だ。何かから逃げているのか。
子どもが小さいのか家具が大きいのか、サイズがちぐはぐ。
子どもは椅子に上る。子どものサイズが大きくなり、椅子がちょうどよくなる。
子どもたちはベッドで眠ってしまう。(終わり)
思ったこと
目が覚める。童話か。ヘンゼルとグレーテル的な何か。バイオハザードRE:2じゃないかと気づく。孤児院のステージ。
穏やかではないな。
買い出しに行く。電車は混んでいる。
最近また小説を読み始めた。
自分が読んでいる作家は、作風がとんがっていて政権や社会問題を鋭く批判して発禁になってしまっていた。
いつの間に。不器用なのか筋を通したのか。
誰もそんなことになりたい人はいない。なりたくなくてもそうなってしまう。そういうこともある。歳を取ってわかるようになった。
ジタバタともがく激しい人生。だけど、はじめから"正解"を与えられてそれを生きる、あるいは生きるしかなかったら、安定しているようで、実のところとてもいびつで不健康で視野の狭い人間が出来上がるだろう。いびつな人工物のような人間。
それには思い当たる節がものすごくある。のびのびと試行錯誤(というか失敗)できる環境がほしかった。
でも、どうのもならないことはどうにもならないんだよ。という開き直りが出てきた。歳を取ってふてぶてしくなった。
あ、窓の外をかっこいいバイクが走っているぞ。・・・電車を追い抜いているということは。スピード出しすぎだろ。
ここのところ根詰めすぎて表情が険しい。たまには子どもに戻ろう。
ということで買い物スタート。
追記:
古本屋に寄る。自分が読んでいる本は絶版になることが多い。
皮肉なことに電子書籍の方が品揃えが多い状況。こんな時代が来るとは思わなかった。
その作家の本を一冊見つけた。中を軽く見る。
重く悲しい。私小説というジャンルはきつい。
読む方もきついのに、自分の生活を書くなんてどういうことだ。間にからくりをはさまないと精神を病んでしまう。
切なすぎて買えなかった。
出て歩く。風が強い。若い頃は春の風が強い日は嬉しくて仕方がなかったが、今は怖い。
歳を取るとはこういうことなのだろうか。変化が怖い。メンタルの調子だけはあの頃に近づいたようで、やや悪化している。
しばらく歩いて身体を季節の変化に馴染ませながら帰る。