晴れ。
今日はものすごく寒い。
気温と体感の寒さが連動していない。
買い出しに行く。ここのところものすごく疲れている。
こういうときにはネットで買い物を済ませたりせずに、ひとつひとつ実店舗で済ませたほうがよさそうだ。
一度にひとつの事。店舗間の移動が気持ちの整理や休養になる。
電車に乗る。外の景色を見る。山や川をいくつも通過する。通過した街のひとつひとつの家に住んでいる人がいて、それぞれの人生がある。そして彼らと私とは何の関係もない。不思議な気分になる。子どものころよくそう思った。
そういうものをすべてすっ飛ばして電車は進む。その誰にも会うこともなく。すべてを無視して。なんだか私の人生みたいだ。
・・・景色を見て気落ちしてどうする。
郊外の駅で降りる。どこの駅も何かしらのイベントをやっている。でもそんなものに用はない。歩く。
途中で無人の販売所があり野菜や果物を売っている。おそらく無農薬だろう。おいしそうだけど買わない。地元民と触れ合うとかそういうことはしたくない。もったいない気もするが、一人になりたくて郊外に来て歩いている。
他人と触れ合うことなく、他人の言うことも聞かず、ずんずんひとりで歩く。結果迷子になっている。私の人生そんな感じだ。・・・またかよ。でも他人の都合はこれ以上入らない。それぐらいの干渉を受けてきた。
迷子になりかけたが、知っている場所に出た。そもそも知らない土地ではない。何回も来ている。ドラッグストアとスーパーで買い物をして帰路に就く。
今日は変な一日だったな。これまでの自分の生き方を思い返していた。