曇り。
梅雨末期の天気。
夢を見た
学校のグラウンドにいる。
何かの練習をしている。体育祭か。
体育の先生らしき男性があれこれ指示している。スタンドにいる人間にウエーブをさせたいようだ。
男性は言うことがやや高圧的なので、少しムッとする。彼は同級生ではなかったか。
いったん教室に戻る。
今度は本番らしい。バスに乗って移動する。あんなに立派なグラウンドがあったのに何故あそこでやらないのだろう。
バスの中ではさっきの体育教師が女子と話している。今度は同級生のポジション。
うちのクラスでは女子は少数で貴重だ。
財布を教室に忘れてきたことに気づく。まわりを見るとみな荷物を持ってきている。
歩いて取りに戻ろうか。面倒だから取りに戻っているうちに行事が終わってくれないかな。
ジャージの下は制服のままだ。やる気もない。
グラウンドに着く。ただの土の広場だ。練習のときに使っていたほうがよっぽど立派だった。(終わり)
思ったこと
目が覚める。何だ、このだるい夢は。
学生時代を思い出す。学生時代は真面目一辺倒だったな。
美味しいものを食べたいとか、可愛い女の子に会いたいとか、だるいからサボりたいとか、そういったことは悪いことだと思っていた。
今思うことは、それらはとても真っ当な思いで、生きていく上でとても大事なことであったらしい。
あくまで「らしい」だけど。それがわからなかったから精神を病んだというところもあったのか。とにかく余裕がない。
高校生の時は学級委員で遅刻や欠席を厳しくチェックしていた。今思えば結構嫌なやつだった。
なので他の生徒の動向は割とチェックできていた。他の生徒は適当に学校をサボっていた。
中には学校を抜け出して酒を飲んで帰ってきたやつもいた。驚いたというより呆れた。
真面目だったというのなら、それを先生に"チクって"もよかったのでは。でもそれをしなかった。なぜだろう。
心のどこかでそれはする必要がないとわかっていたのかも。
いや、たしかに悪いことではあるのだけれども。
してはいけないこと・すべきこと・どうでもいいこと。この出来事はその中の「どうでもいいこと」に分類されたらしい。
今だったら大問題だけれども。当時はそういったことに対してかなりおおらかだった。
そういうこともある。いい経験、というか、そういうのもなかったら人間潰れてしまう、というのを大人もわかっていた気がする。
大人が気にしなければならないことは他にある。そういうことか。なんでも気にして大騒ぎしていては、大人も潰れてしまう。
そんなことを思った今日の夢だった。