明け方にかなりの雨。
それでやっと涼しくなる。
夢を見た
(その1)遺跡のような場所に集団で来ている。
遺跡はとにかく巨大だ。中は広い空間がある。
しばらく進む。床に穴があく。穴はかなり深い。穴の先にも遺跡は続いている。一人が降りていく。
いったん外に出る。大きなスフィンクスのような置物を運び出した。
スフィンクスは純金製のように見えたが、実のところ金箔が貼ってあるだけだった。一緒にいたやつが金箔を剥がしてポケットにしまう。
本格的な調査はまた今度ということになった。帰る。
どうやら文明崩壊後の世界らしい。使えそうなものは何かないか探している。
狭い山道に出る。仲間同士で喧嘩をしている人間がいる。先に進む。(終わり)
(その2)大きな山小屋にいる。たくさんの人たちと一緒。隣の男性が犬を2匹連れているのでそれをかまう。
犬は2匹とも大型犬でかなりやんちゃな犬種。マスチフとかそんなやつ。
1匹を抱きしめる。病気がちの犬。目やにがたまっている。
犬を抱いたまま外に出る。山はさらに上に続いている。上る。
中腹に大きな街があり驚いた。高級そうな街並み。
歩いている女性が声をかけてくる。犬のことを呼んだらしい。
犬は降りてついていく。犬の飼い主だった。犬と女性はすぐ先の家に入る。
大きな家に住んでいる犬と女性。なんだか楽しくなる。
犬と別れてさらに進む。道のど真ん中に大きな料亭がある。
突っ切って進もうとするが迷子になる。従業員らしい男性がいたので出口を尋ねる。
わかったようなわからないような答えが返ってくる。
出口があったので出る。非常口だった。道を塞ぐように店を出してんじゃねーよ、と腹が立つ。
出た先は坂道。バス通り。高そうなマンションが建っている。完全に街中の風景。
さらに上る。やっと頂上に到着。と思ったが、まだ先がある模様。あきらめて引き返す。
帰りもさっきの料亭の中を通る。完全に迷宮だ。土産物屋まである。ここを通らないと帰さない気らしい。
なんとか入り口まで辿り着いて出る。帰りは母方の祖母も一緒だった。(終わり)
思ったこと
目が覚める。夢の中で子どもが騒いでいる、と思ったら近所の子どもだった。子どもの朝は早い。
山の夢を見るときは気温が下がって、肌寒くなっているときだ。
遺跡の夢。文明崩壊後の世界。ものがなく、自分で作ることができなかったら、以前誰かが作ったものを探すしかない。
今だって自分でものを作っていない。誰かが作ったものを金で買っている。
それを思ったら少し悲しくなった。
巨大な誰かの都合の中を生きている。大きなシステムには生き物の手触りが感じられなくて訳がわからない。
剥がす・喧嘩する・抱きしめる・話す。夢の中なのに手触りやふれあいがあった。
自分にとって意味のある筋道・手触り・ふれあい、そういうのが欲しい。