今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
今週のお題は「おじいちゃん・おばあちゃん」だ。
自分の祖父母は全員故人になってしまったが、その中で一人
強烈な印象が残っている人がいる。それは母方の祖母だ。
母方の祖母の何が印象に残っているかというとそれは
”攻撃力の高さ”です。とにかく口がすごい。女性には口論で
勝てない、などとよく言いますがそんなレベルではないです。
なんというかパワーで相手を圧倒して相手の防御ごと
押しつぶすような感じ。己の存在で戦い
相手の理屈も何も無視して粉砕する。
武器でいうと大剣や大斧といった感じです。
なぜそんな攻撃力を身につけられたのかと今考えてみると
1・環境の影響。祖母は帰国子女でその後関西に移住した。
なんでもあけすけに言う海外の習慣 + 関西のおかん
=うちの祖母 といった感じです。
2・環境の影響(その2)。祖母は複雑な家庭環境で育ちかなり苦労している。
そういった中でいろんな問題に立ち向かった結果口が達者になった。
苦労人だからなのか面倒見がよく口が悪いにもかかわらずかなり人望があった。
自分もその祖母の口の悪さ?を引き継いでいるがタイプが違います。
自分は理詰めでコツコツ当てていくタイプ。理詰めでいくタイプは
本当に祖母のようなタイプには弱いです。
最近は祖母のように自分の存在?で語る人間は減ってきたような
気がします。小さいころからロジカルにしゃべる訓練を徹底されているせい
かもしれません。ただ理詰めだけしかないと、変化やトラップには本当に弱いです。
想定していないことが起きるとすぐにパニックになります。(自分も経験済みです)
うまく言えませんが言葉以外でこの世界をキャッチできるようになると
ましになるような気がします。
うちの祖母が強かったのは曲げちゃいけない大事なものが自分の中に
しっかりとあったからなのでは、と今では思います。
「言葉?そんなのただの空気の振動・インクの染み・ディスプレイのドットじゃないか、なんでそんなものに振り回されなければいけないんだい?」
そう言われている気がします。
とにかく強烈な人でした。生きてつきあっている間はかなりの緊張感を
ともないました。亡くなってだいぶたちやっと祖母の良さ?が
わかってきたような気がします。彼女だったらどんな世界でも生きられるでしょう。
たとえ北斗の拳やマッドマックスの世界でも自分のポジションを確保するでしょう。
・・・それ以前に第二次世界大戦を生き抜いた人でした。 強いはずだ。