かなりまとまった雨。
このまま梅雨に突入か。
それともまた晴れが来るのか。
梅雨らしい梅雨か、あるいは晴れと雨を繰り返しているうちに何となく過ぎてしまうのか。
思ったこと
「エミリ・ブロンテ 神への叛逆」(ジル・ディックス・グナッシア著 中岡洋/芦澤久江共訳 彩流社)
をさらに読む。序章でもうお腹いっぱいだが、気を取り直して読み続ける。たまにはピリッとした気分になりたいし。
エミリ・ブロンテが書いた詩の引用。
おまえ[人間]に絶望が あろうはずはない
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風は おまえが溜息を吐いているとき 溜息を吐き
冬は 秋の葉が 散り敷くところ
その悲しみを 雪にして 降らす
だが 彼らは甦る そして彼らの運命から
おまえの運命は 引き離されるはずはない (H.122,Ⅱ.1,10-14)
(92ページ)
漠然と読んでいたら自然の賛歌かな、なんて勘違いしてしまいそうだ。
だけどこれは、この世界のままならなさと、ままならないがこの世界に繋がれて自由になることができない絶望をあらわしているらしい。(それがこの本の著者の解釈?)
選択肢がなく、この世界と運命を共にするしかないのだから、絶望などしても仕方がない、そんな贅沢は許されない、ということか。そして人生は続く。
でも、この人は何でこんなことを書いたのだろう。そこが気になる。
"何で"なんて言う人間にはわからないのかもしれないが。