晴れ。寒さのグレードがまた一段階上がった。まだ底ではなさそう。 去年までの”こんなもんか”といった寒さとは一味違う。正統派冬。
父の使っているプリンタの調子が悪いらしい。見てみるがわからない。父はまったくPCのケアをしないのでさわるのが恐ろしい。次から次へとトラブルが出てくる。父はそれを当然といった感じでこっちに丸投げしてくる。それも困る。ずっしりと重たい。当たり前ちゃうで。
思ったこと
また思い出す。
バスに乗っていた。道は大渋滞でまったく動かない。普段の二倍以上の時間がかかっている。
私はそのころ調子が良くなく、公共交通機関に乗るのに大変な覚悟が必要だった。すでにぐったりしている。
どこかからごにょごにょと話し声のようなものが聞こえてきた。幻聴か? いよいよやばいな。
と思ったら、声の主は運転手だった。マイクをオフにするのを忘れているのかスピーカーからぼやき声が聞こえている。こうなると具合の悪さよりも好奇心のほうが勝ってくる。
「ここ、墓参りのシーズンになるといつも混むんだよなあ。だいたい道路拡張工事いつになったら終わるんだ。もう20年以上やってんだぞ・・・」
などと延々とぼやいている。ほかの乗客も気づいているようでクスクスと笑い声があちこちから聞こえてきている。
運転手のボヤキのおかげで少しだけ具合の悪さを忘れることができた。運転手さんの弱さを感じたというか、ああヒューマンだなあ、と思った。
そんなことを思い出した。
これを書いていて今週のお題を思い出す。ドラマのたぐいは面倒なのでまったく見ないがテレビ東京の路線バスの旅は見ていた。これはゆるくて続きものという感じがしない。