晴れ。
今日は風がある。
言われていたほどの猛暑でなくてよかった。
夢を見た
母の運転している車に乗っている。
脇の細い道に入る。寒い時期なのか路面が凍結している。
母は突然アクセルを踏み込む。車はスピンして反対側の車に追突する。当たった車はボルボだった。
車から降りて謝りに行く。うちの車はBMWらしいが変な形をしている。
夢の中でなんで外車だらけなんだ? と思う。
ぶつけた相手は初老の男性だ。こういったことに慣れているのかテキパキと手続きを進めてくれて助かる。
次の日。車の場所が移動している。
今日も路面は凍結している。目の前のT字路で車が正面の住宅に突っ込んでいる。車をどかそうとしてさらにめちゃくちゃになる。
その後から来た軽トラのおじいちゃんも隣の住宅に突っ込む。
ものすごい衝撃だったのか、あたりは更地になる。
うちの車をどかす。昨日とは他の男性が来て手伝ってくれる。
うちの父も来る。父は運転するのではなく、直接車を押す。
父と押したり引いたり車を動かす。父は一体何がしたいのだろう、と不安になる。(終わり)
思ったこと
目が覚める。また変な夢だ。
まだ夜中だ。意外と涼しい。それで凍結していたのか。
さらに例の事件について考える。
あの宗教団体は本国よりも日本のほうが信者が多いらしい。
どういうことだろう。日本人はそれなりにお金を持っていて、真面目で勤勉だからターゲットにされやすいのだろうか。
全く別の団体だがうちの母がいた宗教団体の信者も大変真面目で勤勉だった。
文句を言わず、真面目で勤勉。そのことが悲劇を生んでいる。そんなものを子どもの頃の自分はたくさん見てきた気がする。
思い出す。昔見た風景。
上に言われた通りに子どもをボコボコに殴る母親。
自分でも理解できないもののために他人を脅す大人。
異議をとなえる人間を徹底的に潰しにかかる人たち。
日本人の特性なのかもしれないが勤勉さと愚かさはかなりの関連があると思う。
思考停止して黙々と動く。とにかく指示に従う。
立ち止まって一息入れない。今やっていることがどういうことなのか考えようとしない。
一見それは美点のように見える。でも日本人のその部分が悪いふうに作用して、誰かの食い物にされているのではないかと思う。
真面目な性格の人間がカルトに入信しやすい、とよく言われる。どういうことなのか真面目に考えてしまう人間が答えを求めてカルトに入る。
前は自分もそうなのかな、と思っていたが、今は、いやいやそれはまだまだ考えが足りないよ、と思う。
ちゃんとものを見て考え続ければ、彼らがかなりいい加減なことを言っているのがわかる。彼らの言うことには文脈が存在しない。というかそもそも彼らの言う理屈とこの世界は何も関係がない。
理屈などいくらでもひねり出せる。
他人に答えをもらおうとしてはいけない、ということだった。答えをもらった瞬間、その答えをくれた人間に依存するようになる、コントロールされるようになる。
自分でけりをつけないといけない。
逆に過激な思想にいかないで、ほどほどがいい、なんていう考え方もある。
昔は自分もそう思っていた。
ある意味正しいが、ほどほど、とか言っていないで、真面目に考えなくてはいけないことはたくさんある。
そういうものに関しては真面目に考えなくてはいけない。
まわりにいた人間はそういうことがとても苦手だった。
これを日本人全体が、なんて大きな主語を使って説明していいだろうか。
なんだか偉そう。でもこの事件を見てやや不安になった。
文句を言わないこと、勤勉さ真面目さが皆の首を絞めている。なぜかそのことが考えない習慣につながっていて、トラブルが起きても改善できなくなっている。
これでは奴隷ではないか。
本当に偉そうだな。でも自分が見たものに対してちゃんとけりをつけないとだめだと思う。
色々書いたけれど、
他人を酷い目にあわせて平気な顔をしている時点でアウトだった。
何を信じているとか、どんな理屈を言っているとか以前の問題。
そこに気づくのは本当に大変だった。思った以上に言葉や理屈に依存している。