晴れ。
もう朝から暑い。
ニュースでオリンピックの情報を観る。
あのメダルを取ったスケボーの女子たちは新しい。私の知っている日本人ではない。
国別対抗のライバルというよりはスケボー村の住人どうし、といった感じ。
思ったこと
この前病院に行った帰り、久しぶりにブックオフによる。
こんなご時世だから「立ち読みはご遠慮ください」と貼ってある。
暑くて脳みそがゆだっているような状態で本なんてとてもじゃないが読めない。
それに自分にとって本というのは大きな本屋に行って雰囲気にほだされて読むものだった。
それで新しい知識が増えたり買って後悔したりする。
(それでいいのか?)
で、CDのコーナーに行く。音楽はネットで聴くものになってしまった現在CDはどうなるのだろう?
サブスクリプションにない音楽を探すためのものか。サブスクリプションはある歌手とか歌手のある年代のものがごっそり抜けていることがある。聴きたいのはこのバージョンじゃないよ、みたいなことがある。
あるいはそのうちに現在のレコードみたいな立ち位置に収まるのか。
昔聴いていたCDを見つけて思い切り後ろ向きに楽しくなる。逆噴射モード。90年代はすごかったなと思う。バブル直後にあったもの。金と余裕と成熟。
日本の曲をJ-POPとか言い出したのはこのあたりからか。当時の同級生は「なにが、J-POPだよ。気取りやがって(ケッ)」みたいな感じだった。この同級生はハードロックやヘヴィーメタルの存在を私に教えてくれた。
ケッ、で思いだす。昔知り合いだった女性(元音大生・声楽科)に自分が聴いていた音楽を教えたらしばらく口をきいてもらえなかった。それでかなり凹んだ。ええ、教えたのはバリバリJ-POPでしたけどね。
今になってそのことを思い出してみると、当時の私って権威主義ってやつだったのかもしれない。主義じゃなくてただ権威に弱いだけだろーが。学歴コンプレックスと権威に弱いってつながりがありそうだ。他人の評価にぶらさがって自分では考えない。だめじゃん。でもこれは単に意見がない・自信がないというのよりもずっと根の深い問題だった。そこにすがるしか選択肢がない、みたいな。
1枚だけCDを買って店を出た。アルバムが290円だって。信じられないような値段だ。