曇り。
今日は真剣に寒い。
春は名のみのなんとやらだ。
夢を見た
山奥のグラウンドにいる。警備員か警察官だろうか。黒い制服を着ている人たちの訓練を見ている。
ふと、何でここにいるんだろうと思い、帰ることにする。
バス停に出る。本数は少ない。住宅地行きと駅方向のバスがある。バスが来る。山を越えてさらに遠くの駅行きだったのでパスする。
バスが来る。私のほかにも数人が乗る。
席に座る。隣の席には女学生らしき二人組がいる。華やかでいいなと思う。
その、二人組の片方が大きな声で歌い始める。勘弁してくれ。
注意しようと思ったら、その女子に手を噛まれた。
あっけにとられる。とにかくもう降りようと思う。
降りたところは”アサヒチョウ”という名前のバス停。立派な商店街がある。駅までもう近いらしい。(終わり)
思ったこと
目が覚める。なんだこの夢は。バスの中で歌うなよ。
それで思い出す。子どもの頃の話。亡くなった姉はいつも大きな声を出していた。
それがとても苦手だった。だけど姉は重度の障害持ちだったのでそれを言うのははばかられたし、言うと母親に叱られた。大変しんどい環境。
夢を見てそれを思い出す。穴を掘って「王様の耳はロバの耳」と叫ぶ、みたいな話だ。
買い出しに行く。郊外に電車で行く。疲れているのによくやるよ、と自分で思う。
なんでだろう。気分転換がしたいのは確かだが、それ以外にも新鮮な果物や魚が食べたい、という思いがあった。
あまり身動きが取れないと食事は大切なストレス発散の機会になる。そうでなくても食は大事だ。
それで、田舎の駅で降りてみる。ここで降りるのははじめてだ。駅前に出る。なんにもない。店すらない。あきらめて引き返す。
田舎なので電車の本数が少ない。スカスカの時刻表を見てイライラする。そのことでかなりストレスがたまっていることに気づく。
そうか・・・。電車が来るまで駅のホームで活動停止状態?になることにする。
なにもしない、ということをする。ボーっとする。
これってかなり高度なことだよな。積極的に新しいことをするのとは真逆の行動。やや屈折しているかもしれない。引き算の行動だ。
なんであらかじめネットで調べておかなかったのか。いや、そういうのが嫌でこういうことをしているんだ。
おお、こんなものがあった。とか、うわ、なんにもねえ。とかそういうことがしたかったの。意図的な迷子? 情報を抜くための作業?
手前の駅に戻る。新鮮な地元の果物と干物を買う。こういうのが欲しかったんだ。
(一瞬新鮮な干物ってなんだ? と思ったが考えないことにする)
ドラッグストアに入る。チェーン店はどこも同じような感じでほっとする。こういうのに慣れてしまったのだな。
ふと思う。昔はどうしていたのだろう。特にどうということはないな。買える場所で買えるものを買っていただけだ。
今みたいにネットがなかったから、ほかの場所の商品の情報なんて入ってこなかった。情報が入ってこないものに関しては存在すら知らなかったので、欲しがったり手に入らないからといって不満に思うこともなかった。今よりもシンプルにできていた。
スーパーに行く。母の調子があまりよくない。なにか買っていこうか。
また思い出す。うちの中が複雑な環境だと、自分の都合と他人の都合が混ざり合って何を買ったらいいのかわからなくなることが多々あった。
私はこれが食べたい。でも家族に調子が悪い人がいて、その人のケアをしないと自分にも被害が及ぶ。だったらこっちを買ったほうがいいのではないか?
などと考え始めるときりがなくなる。堂々巡りが始まる。
しかも調子の悪い本人が、”したいこと”と、”こうすべき”だ、ということの区別(というか案配)ができず混乱した情報を出してくるのでやっかいだった。”こうすべき”のほうを選択しすぎておかしくなることも多かった。そうなるとうちの中が荒れた。
そんなことを思い出してどっと疲れた。自分の食べたいものを買って、相手に「よければ食べる?」と言うくらいでちょうどいいんだと最近は思う。なかなかうまくいかないけど。
そんなことを考えながら帰宅する。最近少し躁状態だな。気を付けないと。