また暑い。
身体がシワシワになる。
今日は通院日。バスで駅まで出る。
バスは海側に出る。歩いている人の雰囲気が変わる。
肌が褐色に焼けている。髪も脱色気味でバサバサだ。海に長時間入っているせいだろう。
カップルも多い。お店をやっている人も多い。
子どもの頃からずっとこういうものを見続けている。実はかなり特徴のある風景なんだな。
気候はかなりいい。でもここでは暮らせないだろな。嫌な記憶が多すぎる。
そんな気がする。でもここで生きている。
駅で電車に乗る。乗り換えるために歩く。
大きめの男の子が奇声をあげながら走っている。私の亡くなった姉はあそこまで元気ではなかった。
時間があるので手前の駅で降りて歩く。久しぶりにこの駅で降りた。10年ぶりくらいだろうか。
交通量の多い狭い道なのに、たくさん人が歩いている。ここは下町だ。
大きな通りに出る。
いつのまにか、違うチェーン店になっている。更地になり駐車場になっている。その繰り返しだ。
喫茶店に入る。コーヒーを飲む。苦い。それくらいの感想。
病院に着く。主治医と話す。自分の経験や考えていることをブログを書いていること、それが現実世界との接点になっていること。
この歳になってやっと現実世界との接点ができた。自分のおかれた環境も私自身も特殊らしいこと。
そんなことを話した。
発信すること、それを受けとめてくれる誰かがいること。
そんな世の中の仕組み。