曇り。
今日はかなり寒い。
本格的に冬が来た。
買い出しに行く。かなり体調が悪いので近場で済ますことにする。
ドラッグストアに行く。まだ開店時間前だった。9時開店とか10時開店はわかるけれど、9時半開店て何なのだ? そう思ってまわりを見ると9時半開店の店が結構ある。
本来は10時だけどがんばって30分早く開けましたよ、ということだろうか。
順番を変えてスーパーに行く。久しぶりにお酒が飲みたくなり、ワインを見る。
・・・なんじゃこの値段は。高い。サイズも小さくなっている。と思ったがかなり安いものもある。あまり詳しくないが知らない銘柄だ。これはいったいどういうものなのだろう。船のタンクに詰めて大量に持ってきたのか?
半月ほど前に出たボージョレ・ヌーボーは跡形もなくなっている。今年はちょっと変だ。・・・いやあった。?違うな、ボージョレだけど新酒でない普通のワインだった。紛らわしい。
見ただけでお腹一杯になったのでやめる。
今日はちょっとテンション高いな。いろんなものが目につきすぎてとても疲れる。
さっさと帰ることにする。とっとと買い物を済ます。
立ち食い蕎麦屋に入る。ここも値段が上がっている。590円とか620円くらいだったものが、720円だった。
確実にモノの値段が上がっているのを実感した。あまりこういうのが進んで食べたいものが食べられなくなるようだったら、食事はもう錠剤3粒とかでいいな。余計なこと考えなくてすむし、なんて思う。
うちの近くまで帰ってきた。T字路に車が停まっている。道路の真ん中に停めているなんて変だ。信者ではないか、という思いが起きて途端にイライラし始める。みじめな気分にもなる。フラッシュバックだ。
急いでうちに入る。まあ、信者だった場合、母がうちに入れる可能性があるのでうちの中もそんなに安全ではないのだけれど。
最後の最後でものすごい疲れた。
昔、あまり具合が悪い場面を母親に見られると、母親がパニックになって信者に連絡して信者が来てしまうので、ひとりでこっそりと必死になって耐えていたことがある。来られたらさらに地獄だし。今目の前とフラッシュバックの相乗効果になる。
そんなことを思い出した。
最近読んだ本(*)の中で、トラウマというのは、出来事としての記憶だけでなく、感情的・身体的にも記憶される、とあった。
出来事としての記憶は思い出しても過去のことだとわかるが、感情・身体の記憶は思い出すと、感情・身体がそれをそのまま再現してしまう。
イライラ、恐怖、心拍数の増大などがまさに今起きる。それは今起きていることなので過去の記憶との区別ができない。
だからトラウマのせいで起きたことなのか、今目の前で起きていることでそうなっているのか区別できずにパニックになり疲弊する。それがフラッシュバックらしい。
どうもそういうメカニズムがあるようだ。しかもそうなると、脳の冷静に考える部分がシャットダウンしてしまう。
脳の考える部分をちゃんと活動できるようにすることが治療のひとつだそうだ。
なんて理屈では分かったけれど勘弁してほしい。もう休む。くだらないことでもする。
真面目に本を読むのも考え物だな。かえって具合が悪くなって自分を追い詰める。くだらないことを考えたり、動画でもボーっと見たりしているほうがずっと役に立つこともある。
サッカーの日本代表はとんでもないことになっている。でも今のメンタルの状態で騒ぐとやばいことになりそうなので、意図的に情報を入れていない。遠くの国のサッカーよりも今ここの戦いが大事だ、などと思いながら寝る。
*:「サバイバーとセラピストのためのトラウマ変容ワークブック -トラウマの生ける遺産を変容させるー」(ジェニーナ・フィッシャー著 浅井咲子訳 岩崎学術出版社)