晴れ時々曇り。
不安定な天気。
夢を見た
また学校の夢だ。校舎内をいくらさがしても自分の席が見当たらない。(終わり)
学校の夢を見るときには無理をしているときか、処理しきれない量の情報を抱え込んでいる時だ。
だいぶんわかってきた。
思ったこと(長めの話です)
ここのところ自分に起きているフラッシュバック(だと思うもの。専門家ではないので詳しくはわからない)について考えている。
ふと思う。これって他人からはどういう風に見えているのだろう?
記憶の中を探る。
昔病院内のデイケアに通っているとき出会ったある女性のことを思い出す。
その女性(Eさん)は長く立派な黒髪を持った女性で、ダンスをしているためかスタイルがとてもよかった。
いつもニコニコしていてお人形のような人。Eさんは若く見えたが実際にはかなりの年齢だったようだ。
そのEさんはふらっとデイケアによってしばらく雑談をして帰っていくということが多かった。もしかしたらメンバーではなくてOGだったのかもしれない。
私はEさんに結構気に入られていたようでよく話をした。
そのとりとめのない話をしてケラケラ笑っているEさんが突然話をやめることがあった。
Eさんを見ると顔がこわばって動きがぎくしゃくしている。そして悪口(のように聞こえる何か)を言い始めた。
私があっけにとられているとEさんは踵を返してデイケアの入り口のドアを乱暴に開けてあっという間にいなくなってしまった。
自分は何のことだかわからずポカーンとしていた。(今書いていて気づいたが、あっという間にいなくなったのはこちらを傷つけることを回避するためのEさんなりの配慮だったのかもしれない。当時はそんなこと思いもしなかった)
そうか、あれがフラッシュバックだったのか。ということはEさんはそれの原因になるような酷い出来事が過去にあったということだ。なんだかわからないがその時の何かがトリガーになってフラッシュバックが起きてしまった。
Eさんはかなり頻繁にこの現象が起きていたようでデイケアには彼女を怖がっているメンバーが何人かいた。私もその一人だった。(変な言い方だけどEさんはこの現象を見せる人をちゃんと選んでいたところがあると思う)
表情が硬くなり、身体の動きがぎくしゃくする。雰囲気というのは身体全体で作り出しているということか。たぶん血流や姿勢も雰囲気を作り出している。全体で精神状態を表している?
フラッシュバックから抜け出してうっすらと残っている記憶を調べてみるとその時の心は”怒り”や”疑い”でいっぱいになっている。外側の出来事と関係がないので純粋な怒りや疑い。
かつて「いろいろとひどい目にあったけれど、他人を疑うことしかできなかったら地獄だよなあ、どこかで信じておかないと」と考えたことがあったが、フラッシュバックが起きているときには疑うことしかできない状況にいる。勝手にそうなってしまう。まさに地獄だった。
フラッシュバックってあんな感じに見えているのか。昔まわりの人間が私に対して引き気味だったのはそのせいもあるのかもしれない。結構えぐいものを見せていた? (こっちは具合が悪かったし自覚はない)
切ないというか悪いことをしたというか。でもコントロールできない。
フラッシュバックは他人にはどんな感じに見えるんだろうと思って、Eさんとの思い出と自身の経験について書いてみた。不思議なことに優しい気持ちになれた。
おっさんが優しい気持ちとか言ってるし。でもこれが「祈り」なのかもしれないと思う。
追記
「戦争とトラウマー不可視化された日本兵の戦争神経症」中村江里著 吉川弘文館
「兵士とセックス 第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?」
メアリー・ルイーズ・ロバーツ著・佐藤文香監訳・西川美樹訳 明石書店
最近読んでいる本。惨めな気持ちになったりいたたまれなくなったりするが自分が何を考えているのか言葉にするのに役立っている。つらいので飛ばしながらしか読めない。それにしてもなぜ戦争?
やっぱり本は読まないとダメだな。人間の尊厳?と知識の量は関係があると思う。
それ以外何も持っていないのならなおさらだ。