雨。もうすっかり寒い。
雨だと洗濯物に柔軟剤がしっかり効いている。
いつもは乾かしすぎなのか。脱水時間だけの問題ではなかった。
なかなか難しい。
をさらに読む。
著者はどうしてこんな人間の中のドロドロを書き進めることができるんだろう?
つらくはないのだろうか。読んでいるこっちはかなりつらい。
それは私がトラウマ持ちだからだろうか。
この著者にとっては出来事はフィクションであり、距離をとって冷静に見ることができるからか。
私はそうはいかない。何かを思い出すような出来事があるたびにダメージを受けて古傷のかさぶたがはがれ、出血する。
このブログを書くときだってそうだ。読み返してみて、つらいつらいというけれど、ちっとも具体的なことを書いていないじゃないか、なんて思う。
でも冗談じゃない。書いていることは現実の出来事で、今もその中にいる。それを書こうとするたびにフラッシュバックして凍りついてしまう。思い出すことすら難しい。それでウワウワと抽象的なうわ言のようなことしか言えない。
それにまわりには関係する人間がたくさんいる。そんな中で具体的な情報は出せない。
これまではそんな状態にあることすら気づかなかった。
それでも著者は強いと思う。胆力がある。それは生身の人間とたくさんかかわってきたからではないか。
そう思うと同時にめまいと吐き気がする。
読書の体験が生々しすぎる。