korenannan’s blog

関東地方某県に住んでいます。日々思ったことを書きます。時々放ったらかしにして期間が空くことがあります

理屈で整理すること、現実世界に戻ってくること

 晴れ。

 

 ものすごく寒いはずなのだが感覚が鈍い。

 

 それで突然くしゃみが出たりする。

 

 これも老化ってやつか。

 

 

 

 買い出しに行く。電車に乗る。ここのところかなり人出が増えた。また感染者が増えて出られなくなるかもしれないから、今のうちにというのもあるのかもしれない。

 

 いつになったら収まるのだろうか。製薬会社が治療薬を出し惜しみしているのでは、なんて勘繰りたくもなる。これは被害妄想という奴だろう。それぐらい疲れている。

 

 

 ここのところ急激に寒くなり身体の動きが鈍くなった。鬱状態も来た。季節的なものだ。車内を見る。調子の悪そうな表情の人がかなりいる。自分だけではなかった。だけど今年は多すぎる。一気に寒くなったせいか。それともコロナのせいか。

 

 それでも電車に乗ると気が晴れる。自分で走れる以上のスピードを経験すると確実に意識の変化が起きていそうだ。文明の力。

 

 

 電車を降りて歩く。また思い出す。デイケアに通っていた時のこと。デイケアのメンバーに髪が長く、色の白いスタイルのいい女性がいた。

 

 いつもはニコニコしているのだが、突然表情が変わって怒り出し・まわりを罵りはじめるので一部の人間から恐れられていた。自分も敬遠していたが、何かできることがあったんじゃないか、と今になって思う。見ていてつらそうだったし。

 

 店に入って食事をする。奥のほうから笑い声がする。店員同士がしゃべっているのだろうか。

 

 と思ったら奥のほうの席に座っている女性が一人でしゃべって笑っていた。見た感じ、スマホなども操作してなさそう。空中に向かってしゃべって笑っている。

 

 よく見てみる。髪が長く色の白い女性。ちょっとアーティストタイプ。さっき思い出していた女性にそっくりだ。

 

 この人はたぶん鬱なのだと思う。独り言でもしゃべれて笑えているので、感情の吐き出しはできているととらえるべきなのだろうか、と素人の自分は思う。でも、まし、とか大丈夫、というのとは違う。

 

 そしてメンタルの具合の悪い人は、メンタルの具合の悪い人に引っ張られる。デイケアでよくあった話。この時はその状態になりかかっていた。食事の味もわからないし感覚が麻痺しかけていた。

 

 ・・・すいません嘘つきました。自分のケアのほうがずっと大事。自分はこの人には対処できないと思う。対峙したら多分つぶれてしまう。ちょっと甘かった。いいや、だいぶん甘かった。なに上から目線で行っているんだよ。という話だ。

 

 

 自分は本を読んでこれまでに起きたことを整理している。それは本という整理された過去の他人の問題だからアプローチできるんだ。自分が抱えている今の問題はなかなかそうはいかない。

 

 出てくる人間みな利害関係がある。自分の幸せが他人の不幸につながったりするので、うかつに動けない。

 

 それ以前に緊張やらメンタルの不調やらでどうにもならなくなる。

 

 本にはそれらがない。そうか本にはこういう利点があったのか。本はすごい。

 

 

 とはいえ、どこかで現実世界に戻ってこないといけない。接点はどこだろうか。

 

 

 

 今日はさっさと帰ることにしよう。