蒸し暑い。夏だ。
太陽の角度が少し変わるだけでこんなに大変なのか。
そう考えて少しぞっとした。
隕石なんか落ちなくても簡単に生物は全滅しそうだ。
そろそろ冷房入れよう。
思ったこと
父が一生懸命何かをやっている。見てみると数独だった。ボケ防止だという。
私も昔具合が悪かった時にやっていた。自分の場合リハビリとかそういう気持ちでやっていたのではなく、何かにしがみついていないとおかしくなりそうだったからだ。
当時それを見た父に、こんなもんやってジジイかよ、と言われた。父は具合の悪い人間にも容赦ない発言をする。それで母と時々大喧嘩になっていた。
今そう言った父が数独をやっている。変わるものだ。いや、普通は順序が逆だ。私が歳を取ってあの時の父と同じ立場になったんだな、ってしみじみ思うんだろ。やっぱりうちの家族は変だ。
考える。滅茶苦茶なうちの家族がバラバラにならなかったのは、間違いなく父の経済力のおかげだよな。でもそのおかげで問題が見えなくなった。複雑。ちゃんと要素を腑分けして考えること。
今週のお題「一気読みした漫画」
学生時代に名作といわれた漫画をいくつか読んだ。当時は文庫サイズの全集がたくさん出はじめて手ごろな値段だったので結構読んだ。
その文庫版全集の思い出の一つ:
「あしたのジョー」は熱心に読んだがどこかで違和感があった。スポコン物は理不尽な仕打ちが多く、最後は大体破綻して終わる。
なぜだろうとずっと思っていた。テレビで(ラジオだったかも)映画の「仁義なきたたかい」についての解説を聴いて腑に落ちた気がする。それによるとあの映画のむき出しの暴力は広島に落とされた原爆の理不尽さが反映されている、ということだった。
スポコン物のコーチや親はたいてい戦争帰りだ。彼らには戦争の理不尽さが乗り移っているのかもしれない。