晴れ。
風が強い。
寒い。季節が確実に進んでいく。
夢を見た
自宅の庭に母方の祖母といる。
庭のすみに電話機とマイクがつながったような機器がある。
「盗聴器かな?」
と祖母と話す。その言葉が盗聴器?にのって伝わったのか。数人の男性が来る。今聞いていたのか。
胡散臭いその男どもがうちに侵入しようとあれこれ言ってきたので警察を呼ぶことにする。110番でなく相談窓口の方にかける。
電話でアレコレ話しているうちに男どもが無理矢理入ってこようとしたので、出ていけと言う。3度言うと男どもは帰っていった。
それからしばらくすると、また別の男どもがやってきた。今度は5、6人いる。
彼らは職人のふりをして勝手に庭で作業をはじめだす。
驚いたことにうちの両親はその男どもに迎合し始めた。
らちがあかないので今度は110番する。
事情を話す。他の現場に行ってから向かうと言う。
電話が突然、"警察からのお知らせ"というコーナーになる。ラジオかよ。
そんなことをしているうちに、男どもがうちの中に入ってこようとしたので、あわててドアのところで押し返す。
「逮捕しますか? 逮捕しますか?」
と男どもは言って爆笑する。かなりつらい状況。(終わり)
思ったこと
目が覚める。ひどい夢だった。よそに行ってないですぐにこっちに来いよ、と思う。(もちろん夢なのでフィクションです)
ホラーゲームの実況動画なんて観るからこんな夢を見るんだよ。
なんで怖いもの苦手なのにホラーゲームの実況動画が好きなんだ?
ホラーは妄想だよ? だけどこの世界を生きるうえで遭遇する不条理みたいなものをうまくすくいあげていると思う。
一番怖いのは幽霊やゾンビでなく人間だ、とよく言われる。
だけど本当に怖く不条理なのは人間個人でなく、学校、会社、社会システムなどの人間の集合体のほうだ。世間ってやつだ。
ホラーや怪談はそれらの不条理や怖さ(というより悲しさ・哀しさか)をうまくすくいあげているのか。
まあ、お化け屋敷みたいにエンターテイメントの部分も大きいけれど。
あれはただの妄想だ、と心のどこかでそうやってしっかりと思っておかなければいけない。そうでないと正気を失う。まともに生活できなくなる。
だけどそうとは言い切れないところがあるのが怖い。うちの場合その言い切れない部分の割合がかなり高い。
おかしなことを信じていたり精神的に不安定な人間がいると、まわりにいる人間はその世界を生きさせられることになる。
なんだ、やっぱり人間個人も怖いや。前言撤回。
ていうか、それはかなりつらい。それを再認識した。