小雨混じり。
かなり蒸す。
まるで梅雨のような天気。
たくさん夢を見て、夢の中でかなりの距離の移動した気がするが、よく覚えていない。
買い出しに行く。川沿いを黙々と歩く。スッキリする。
スーパーに入る。複数のフロアがある大きなスーパー。
手に負えない。そもそもどこから入ればいいのかすらわからない。
入り口はまわりの客の動きを観察してわかった。あんな狭いところからか。確かに"入り口"と書いてある。
出口というかレジのエリアがバカでかく、その分入り口が小さい。
商品の場所もわからず、店員に聞く。丁寧に教えてもらった。
会計はどのフロアでもできるし、かごに商品を入れたまま、フロア間を移動してまとめて会計してもいいらしい。
小さなスーパーに慣れている身としてはかなり複雑だ。スーパーでの買い物の仕方がわからない、という事実にやや凹む。
スーパーを出てまた歩く。ショッピングモールに入る。店内は大変な混雑だ。
母の日が近いので何か買おうと思う。昨日母に、カーネーションはいらん、とはっきり言われたので別のものにする。
デザート辺りが無難だな。適当に購入する。この"適当"というのがうちの場合かなり難しい。はずすとかなりボロクソに言われる。
なんでもええわ・適当でええわ、というのは、何でもいいわけではない、うちの場合特にそうだ。よそがどうだか知らないけれども。そのおかげで見る目が鍛えられたりする。
夕食はフードコートでテイクアウトにする。フードコートはとてつもない混雑だ。
また注文の仕方がわからない。が、メニューを見ればなんとかなるようになっている。店員も親切だ。
外国から来た店や意識高い系？の店特有の特殊な横文字多用のメニューなんとかならないだろうか。
普通です、これくらいわからない人は来なくていいです、という風にひねくれ者の私はとってしまう。
まあ、何度か来れば覚えることだし、別にいいか。
ショッピングモールを出る。たくさんの人にもみくちゃにされてクラクラした。
こういうのもたまにはいいな。もみくちゃにされた後、スッキリするし。滝行か何かか。
それにしても、あれだけの人混みの中でも、自分のペースや世界を守って、しゃべり続けるおばちゃんやおばあちゃんはすげえと思う。
見習いたいか、と聞かれたら微妙だけど。
そんなこんなで帰路につく。確かにGWの人出だった。
また考える。勉強や進路というのは学校で学ぶというよりは、人や何かの"縁"をたぐることらしい。
この歳になってやっと気づいた。嬉しいような、悲しいような。
ただうちの場合、まわりにたぐりたい縁がなかった。それどころか、たぐってはいけないものがまわりに充満していた。とてもじゃないがあんなことはできない。
そういうのを、成長のための資源が少ない、というようだ。昔読んだ本に書いてあった。また整理できた。
本や誰かに教えてもらったことを、自分の経験に当てはめることを"経験の定義"というらしい。これはそういうことだ。
ちゃんと賢くなっている。もっといい経験だったらよかったのだけれど。
そんなことを思った。
