晴れ。
まとわりつくような暑さ。
暑さの感じが変わった。
昔中古で買ったゲーム機を引っ張り出してみて遊んでみる。
ゲームを本格的に遊ぶなんて何十年ぶりだろ。
・・・複雑すぎる。ボタンの数。ボタンを押す頻度。タイミングもシビアだ。
自分は元々タイミングやスピードが要求されるゲームは苦手だった。若者だった当時、やっていたゲームは推理ADVや歴史シミュレーションものだ。
グラフィックはきれいで高度な処理がされていて、見ていてクラクラする。
画面酔いをする人がいる、と聞いたことがあるがこういうことか。
とにかくとてつもない情報量だ。
今の若者は普通にこんなことをやっているのか?
なんとかついていく。消耗が激しい。
・・・気づいたら寝落ちしていた。時計の針は深夜1時を指している。
寝落ちも数十年ぶりだ。最近は夜になるとさっさと寝ている。
以前寝落ちしていたのは主に学生時代。ラジオやテレビの深夜放送を見聞きしているうちに寝てしまう。
自分は何でも管理したく、つけっぱなしができない質なので、寝落ちしないようにギリギリまで耐えて、どうしてもダメ、となったときにスイッチを切って、寝た。なので寝落ちはあまりなかった。
若者の謎努力。
ラジオ、とか、スイッチを切る、とか、時代を感じさせる言葉だ。
機械や取り巻く環境が変わってしまったのだと改めて思う。
自分が若者だった90年代はテレビもラジオもフジサンケイグループ全盛期だった。
フジテレビとニッポン放送。深夜の友。
そんなことを思った。
おっさんの話は最終的に思い出話になる。おっさんあるある。
昔の思い出話をすることで、自分がもう若者ではないということを認識する。それも楽しい。意外な気づき。