晴れ。
だいぶん乾燥していると思ったら、今月は雨が降っていないそうだ。極端。
買い出しに行く。
電車に乗る。最近はトラブルによる遅延がやたら多い感じだ。
座れたし急ぎでないので別に構わない。
車内を観察する。目の前の若者二人組がずっとしゃべっている。
車内でしゃべる人を見かけるのは珍しい。
何となしに、会話の単語が飛び込んでくる。コノハナ、ユニバ、キョウトタワー。関西の人か。
そういえばイントネーションも少し違う。
・・・京都タワーというものがあるのか。知らなかった。
都内に入る。電車を乗り換える。
こっちの車内でもしゃべっている人がたくさんいた。仕事の話が多い。都心の電車では結構しゃべっている人がいるようだ。
静かなのは郊外から都心に向かう電車だけか。皆怖い顔をしてスマホの画面を見ている。
電車を降りる。はじめて降りる駅。改札前に警官がいる。
最近はどこも警官の姿が多い。何かのキャンペーン期間なのだろうか。気の小さい自分は何もなくても緊張する。
それにしてもいつも警戒していてお巡りさんの緊張が持つのだろうか。
買い物をする。東京は街がデザインされていて気分がいい。
そうでないところもあるけれど。
知らない場所を歩くのは久しぶりだ。若い頃はよくやっていた。最近は目的がない限り知らない場所には行かないし、用もなくお店に入ったりしない。
歳を取ったのか、それとも合理的になったのか。
さらに歩く。昼食時になる。どこも大混雑。
いくつか巡ってあきらめる。
・・・これでは数日前に見た夢と同じになってしまう。ブログにも書いた。
意地でも食べるぞ。
しばらく歩く。海の近くは気分がいい。
歩きながら急に感情が混み上がってくる。
(他人に危害を加えてまで、自分の損得を追求してんじゃねーよ。バーカ)
心の中で叫ぶ。
そういうことだった。”そういうこと”、というのはここのところずっと考えている家庭内の問題。母と母の入信している団体のこと。
やっぱり宗教関係なかったよ。宗教というのは隠れ蓑というか言い訳だ。本人たちが自覚しているかどうかわからないけれど。
言い訳が立派で権威がありそうなので、言っている側もまわりも騙されてしまう。実際はしょーもない話だった。
漠然としていた問題のアウトラインが少しはっきりした。
それにしてもこんなもんを抱えているのは本当にしんどい。
地元の近くまで戻ってきて駅の喫茶店でパスタを食べる。アイスティーを飲む。
ものすごく落ち着く。喫茶店はすごい。(ただし、チェーン店に限る。個人でやっている喫茶店なんて重たくて入れない)
喫茶店の店員のおばちゃんたちもしゃべっている。こういうことはとても大事のようだ。
うちに帰る前にちゃんと休憩しておかないと。帰ったらやることもあるし、気を張ってなくてはいけないことも多いし。
そして帰る。電車のダイヤは相変わらず乱れたままだった。
また川を渡る。気分がいい。(川じゃなくて運河だった)