雨。湿度が高く不快。
まだ5月だということに気づき驚く。
なんとなくもう7月くらいの気分でいた。
この気候のせいだろうか。
買い出しに行く。駅に着く。
観光モードで明るい雰囲気の人が多い。
いつもと反対側に行く電車に乗る。
観光地の入り口の駅で降りる。
喫茶店に入る。アイスコーヒーを飲む。
いい気分転換になる。
このくらいの小さな気分転換はとてもいい。
コーヒーを飲むとかカットフルーツを買って食べるとか。
財布にも優しい。
今日はここで帰るけれども、いつかはこの観光地のもっと奥まで行きたい。
この歳まで生きると「いつか」は絶対に来ない、とどこかでわかっているけれども。
努力して計画しなければ「いつか」は来ない。
・・・いいじゃないか、そのくらいの素朴な願いを持っておいても、と思う。
でも前回のブログで書いたことに少しかすっている。
人間が努力してできること、素朴に願うこと、どこまで自分の努力の責任なのか。
そもそも願いは人間個人の努力と関係があるのか。
わかることが増えたせいで、よけいしんどくなっている。
どこかでボタンの掛け違いが起きているのでは。
せっかくいい自然の中に来ているのに、なんだよその辛気臭い話は。
大体そんなに重たい話じゃないだろ。行けたら行く、くらいの軽さの話。
いつか行こう、と思ったらその分楽しいし。
で、テクテクと歩く。汗がだらだら出る。そういう季節になった。
季節も身体も変わった。気分転換にもなった。難しい考えはいらない。
”きょう、ぼくは、でんしゃにのってでかけました。アイスコーヒーをのみました。たくさんあるきました。とてもたのしかったです。もっとでかけたいです”
くらいの話。