新年。穏やかな日。
これまで書いたブログを見返す。
いつの間にか500記事を超えている。少し整理する。
思う。最初のほうは気楽に書いている。
それがある時期から家庭内の問題を集中して書くようになった。
そのあたりからブログの内容が重たくなっている。
自分としては必要なことだけれども、読んでいる側にとってはキツイかもしれないな。
とりあえず、「キツめの話」というカテゴリーを作った。過去のつらい記憶はそのカテゴリーに順次わける。
あと夢の話も多い。面白いことに夢は全然古びていない。今でも読んでいて生々しい感覚がある。「夢」というカテゴリーも作った。これも少しずつわけていく。
そんな風に少し手入れした。
山田五郎さんの画家に対する愛情を感じる。なぜか観ていてとても楽だ。画家は”嘘”がない。
でも画家には困った性格の人が多いようだ。過去に自分のまわりにいた芸大に行っていた人間もそんな感じの人が多かった。
話を聞いている分には楽しいけれど、近づきすぎると振り回されてしんどい。
考える。嘘がない・自分に正直、ということは、”どうでもいい”という妥協の部分がない。
他人とうまく付き合うには、その”どうでもいい”という部分がないといけないようだ。それが他人との緩衝材になる。
芸術家はそれができない。それでまわりとの軋轢を生む。自分の正直さが他人を傷つける。
生活行動全部で作品を作っているのだろう。一部だけ切り離すなんてできない。
「絵を描けるなんて、格好いいですね。とか言われることあるけど、そんなんじゃないんだ」
と昔知り合いに言われたことがある。こういうことか?
遠目から他人事としてそういうものを見ているつもりだったけれど、自分もそういう”嘘”が無理なところがある。そこに気づいた。まいったな。厄介な性格なのか。
もし、まわりにそういう人間がいて周囲とうまくいかなくて”まいって”いたら、どんなアドバイスをするか?
「ごちゃごちゃ悩んでないでさっさと自分の”絵”を描けよ」かな。さらに煽るのか。ダメじゃん。
でも芸術ってワクワクする、それが何だかよくわからないけれど。そう思った。
こんな感じですが、本年もよろしくお願いします。