korenannan’s blog

関東地方某県に住んでいます。日々思ったことを書きます。時々放ったらかしにして期間が空くことがあります

生き延びるとはこういうことだったのか。本の中の先達

 曇り。

 

 桜が咲いた。

 

 もうそんな季節。

 

 

 

 買い出しに行く。電車はかなりの混雑。

 

 駅で長時間の停車。急病人が出たとのアナウンス。

 

 そういえばうちの近くでも救急車を見た。

 

 季節の変わり目のせいか。

 

 

 駅で降りる。制服姿の学生が上履きを持って移動している。何の行事だろう。

 

 スーパーに入る。おばあちゃんがベビーカーに乗っている知らない子どもに話しかけている。

 

 

 

 買い物を終えて歩く。

 

 考える。最近読んでいる本(※)のこと。

 

 ※:「みんなの宗教2世問題」(横道誠編 晶文社) 「ひとつにならない」(横道誠著 イーストプレス)

 

 

 この本の作者は宗教2世で精神的な障害を抱えている学者だ。これらの本では同じような立場にいる人のことを書いている。

 

 途中まで読んでの感想。宗教2世・親の虐待・ADHDなどの自身の障害は束になってやってくる。

 

 それらは分けて考えるのも難しい。自分もそうだった。私だけではなかったんだ。

 

 皆その中のギリギリの状況を生きている。生活保護や入院、自殺未遂など。

 

 自分がすごいと思ったのはそのギリギリの状況を生きている、というその事自体だ。

 

 何故だかものすごく誇らしかった。他人事なのに変だ。

 

 努力して何かを積み上げるどころではなかった。積み上げようとしても 土台ごと変動して崩れるような状況。

 

 そこを生き延びている。ものすごいリアリティを感じた。

 

 なるほど。こういうことだったのか。何がこういうことなのかよくわからないけど。

 

 

 

 立ち食いそば屋で昼食。喫茶店でコーヒーを飲んで帰る。

 

 

 

 それなりに気分転換ができた。走っている新幹線を見るだけでもだいぶんスッキリする。子どもみたいだ。