korenannan’s blog

関東地方某県に住んでいます。日々思ったことを書きます。時々放ったらかしにして期間が空くことがあります

新年度の時期。学生たちを見て思い出したこと

 曇り。

 

 嵐が来る。桜を散らす嵐。

 

 ”サヨナラだけが人生”、という言葉を思い出す。

 

 

 買い出しに行く。

 

 今日入学式の学校が多いようで、学生と父母がたくさん歩いている。

 

 学校が苦手だった自分はそれを見て、クラクラする。

 

 駅で行列ができている。何かと思えば定期券を購入する行列だった。

 

 色々と思い出す。自分が大学生だったころ、このイベントが一番ダルくダメージを受けた。

 

 自分が何者でもなく、ただの群衆の中の一人に過ぎない、というのを行列に並ぶことで嫌というほど思い知らされた。

 

 多分そういうことだと思う。違うかもしれないけど。行列できるのわかってんなら対策してよ、くらいのことかもしれない。

 

 とにかく不機嫌でダルかった。

 

 他にも教科書の購入・カリキュラムの説明・履修登録などなど、はじめからイベントが盛り沢山だったな。

 

 特に履修登録は、間違えると年度のはじめから留年が確定してしまう、とんでもないイベントだった。

 

 そういえば、大学で履修教科の説明の一つを受けるとき、事故で電車が止まってしまったことがあったな。

 

 田舎にキャンパスがあったのでかわりになる他の路線は走っていない。

 

 バスを延々乗り継いでやっとの思いで間に合った。

 

 バスはキャベツ畑の中を走り、そののどかな風景のせいで余計憂鬱になったっけ。

 

 学校に着き、なんとか説明を受けることができたが、出席できなかった生徒は減点の対象になるという。

 

 それを聞いて、大学の厳しさを知った、というよりは、くだらねえな、と心底思った。

 

 もっとも当時は思ったことを自覚できる余裕はなかった。

 

 ・・・本当に学校と相性悪かったんだな。でも、同級生みたいにサボって雀荘やパチンコには行かずに真面目に授業は受けていた。

 

 

 新入生だろう彼らを見てそんなことを思い出した。劣等生だった自分は彼らに向かって「頑張って」などとは口が裂けても言えない。

 

 速攻で「お前が頑張れや」とセルフツッコミが入るだろう。

 

 それでも言えることがあるとすれば、”勉強以外に、遊びや休養も勉強と同じくらい真剣にやらなければいけない。何なら(身を守るために)クソ真面目にサボれ。そうしないと体調を崩すぞ” これだな。

 

 これは学校を卒業して何十年も経った今やっとわかったことだ。それくらい自分を大事にする習慣がなかった。

 

 学生たちを見てそんなことを思った。

 

 

 いつも通り買い物をし、いつも通り歩いて帰る。それなりに気分転換ができた。それなりにサボれた。


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嵐の予感がする空模様