曇り。明け方激しめの雨。
最近は晴れていても当然のように雨が降る。
熱帯地方か。
台風が来ているせいか空気が熱くて重い。
寝苦しく、夢を見て夜中に何度も起きる。
起きてもぼんやりとしていて夢の続きなのか何なのかわからない。
朝起きる。洗濯などを済ます。母は居間で書き物をしている。布教活動のようだ。
最近世間で騒がれているせいで上から何か指示があったのか、宗教の活動をやたら熱心にしている。
それを見て少しゾッとする。
父は相変わらずマイペースで他人の動線を平気でさえぎってくる。
家事をやりながら思う。宗教2世界隈の情報のおかげで忘れていた昔のことをかなり思い出すようになった。
学生時代。酒を飲んで荒れていたこと。飲酒量が半端ではなかった。酒を飲むのは時々だったし、授業には真面目に出ていたのでそんなことは問題ではない、とずっと思ってきた。
だがそれはやはり問題だったのだ。時々酒を飲むことで毎日を何とかやり過ごすことができた。そういう意味ではよかったのだが、おかげで根本的な問題から目を逸らすことになってしまった。
まあ、あの当時はそれどころではなかった。問題に向き合う余裕なんてなかった。味方もいなかったし弱みを見せたり失敗はできなかった。
まあ、だから、よくやった、と思う。今だから言える。
これは言い訳か? 違う。自分が何でもできると思ってはいけない。そう思うから誤魔化さなくてはいけなくなる。
完全だと思うから誤魔化す必要が出てくる。これは母の宗教団体にも言えることなのでは?
役に立つとはいえそういう自分の辛い記憶に関係する情報を見るのは辛い。調子がおかしい。身体の動きがぎこちなくなっている。
ちゃんとやめる。