いよいよ寒い。
しみじみ秋を感じる前に冬が来てしまった。
夢を見た
山から降りてきて海沿いを歩いている。大学の同級生と一緒。
天候は雨模様。水溜まりを避けながら歩く。
同級生の彼は山歩きをしたのに普通のスニーカーだ。
こっちはわりと本格的な靴。「ゴアテックスはいいよ」と彼に言う。
それが何だか奇妙に聞こえる。宣伝かよ。逆にスニーカーで済むならそっちのほうがスマートな気もする。
ショッピングモールだろうか。大きな建物に到着。
そこの託児コーナーで彼の嫁が子どもと待っていた。彼らは子どもを溺愛している。親バカという言葉がぴったりだ。
それを遠目から見る。阻害を感じる。(終わり)
思ったこと
目が覚める。自分の醒めた気分を感じる。家族や嫁なんて本当に縁がない。わからない。
そういう環境で育った。
買い出しに行く。歩く。
気温は低いが紅葉がすごい。秋全開だ。それを見て歩く。
知らないスーパーに入る。やや迷う。ストレスを感じる。自分は新しい場所に慣れるのに時間がかかる。それに気づく余裕すらなかった。
買い物を終えて喫茶コーナーで休憩。こういうところでコーヒーとかでなく手のかかるものを頼んで店員を慌てさせるタイプ。・・・飲んでみたかったんだよ。
本当に手間がかかっていそう。この手間でこの時給は安すぎるのでは何て思う。
お前が変なもの頼むからだろ。でも喫茶店の店員の時給なんてこれまで考えたこともなかったな。結構色々なことやっているようなのに。
最近こういうふうなことを考えることが多い。ラッシュ時の駅。狭い階段。大量の人間が上り下りしているが、片側をちゃんと開けている。
これができなければ破綻してしまう。狭い場所に大量の人間が生きているということ。
注文したものを飲みながら思う。自分の問題。宗教2世としての考え。
信者である彼らは外国の宗教団体のために家族や隣人を犠牲にしたのではないか。そして自分もかつてそこにいた。
個人の信仰とは何の関係もない理屈に振り回された。そして加害と被害が複雑に絡まりあっている。関わった人間皆不幸になっている。
それは何を標榜しているかとは全く関係がないことだった。立派な理屈に騙された。
だいぶん整理できてきた。でもまだまだだ。
世の中の普通とは遥かに離れた場所を歩いている。夢の中でもそうだった。普通なんてわからない。
思いがけず秋を満喫した。帰る。