晴れ。
暑い。というか空気の重さが違う。ねっとりとしている。
まさかこのまま夏に突入、とかいうんじゃないだろうな。
夢を見た
学校にいる。今日で最後で卒業のようだが、妙にあっさりしている。
何のイベントもない。皆さっさと帰る。
成績や学年の順位の発表とかそういうのはないのか?
女子と一緒に帰る。女子の家まで送る。
女子はやたら不機嫌。こっちの言うことを無視する。
家まで送り、自分も自宅に帰る。
家に着く。干してあった布団一式をしまう。天候が悪化してくる。駐車場の屋根の下で眠ったら気持ちいいのでは、なんて思うが、不用心だし通行人に寝顔を見られるのも嫌だ。布団を部屋に運び込む。
自宅にはなぜか同級生が来ている。あまり親しくないのかしゃべらない。自分はさっさと自室に戻って眠る。
しばらくして起きる。同級生の彼はまだいるようだ。何か用事があるようだが、具合が悪いので断る。自分がパジャマ姿でいることに違和感を感じる。(終わり)
思ったこと
目が覚める。また学校の夢だ。疲れているのか。
卒業してもまたどこかで学校の夢がありそう。今シーズン終了くらいの意味か。
女子が出てくるなんて珍しい。彼女は同級生だった。
それでまた昔のことを思い出す。
そういや彼女も信者だった。あの当時からなのか、後になってからなのかわからない。学校で一緒だったときは気づかなかった。その頃には私は教団の活動から離れていたし。
ずいぶんあとになって、駅で教団のパンフレットを渡されてへこんだ記憶がある。
彼女は帰国子女で、信者独特の血色の悪さや表情の硬さ、動きのぎこちなさがなかった。海外の信者と日本の信者で違いがあるのだろうか。
違いといえば女性信者と男性信者でずいぶんと違いがあった。子どものころの記憶であいまいだけど。男性は生気がなく、ただ教団の指示の言いなりになっていたような記憶。女性はそれにくらべて元気だった。指示を受けてよく働くが、時々独特のバランス感覚を発揮する。それで指示をうやむやにしたり、逆に過剰に行動したり。
あの教団はごりごりの男尊女卑なので、教団の上のほうには女性はいけなかった。
あそこにいた当時は、自分も男性なので当然まわりに同級生くらいの男性信者がいたのだけれど、あまりにも自分というものがないので「こいつ信用できないな」と子供心ながらどこかで思っていた。
実際すぐに言いつけるし、ミニ版大人信者みたいな感じで注意してくるし。信者としては優秀なのかもしれないけれど、人間としては嫌だ。彼らのおかげでものすごく人間不信になった。
自分というものがない。それは私もそうだったのかもしれない。学校の進路を選ぶとき。自分の意志で”やりたい”ほうを選んでいるように見えるのだが、実際にはこう”進むべき”という方向にいっていたようだ。
それですごくつまらない。精神を病む。そのこと自体もおかしいことと認識していなかった。つらいことは当たり前になっていたし、むしろそれが正しいことをしている証拠、のような傾向もあった。彼らの影響か。
これはあくまで今思えばという話。うまく説明できないけれど、当時は感情のうねりや幅が全くなかった。それが理屈のみで動いてしまった理由のようだ。でも、それこそが現実世界や自分とは関係なくても、他人から立派そうな理屈を言われたら信じてしまう、その秘密なのかもしれない。
うさんくさいと思う。その違和感を感じるセンサー。それは感情がちゃんとはたらいているかどうかと関係があるのかもしれない。抽象的だけど確かなもの。
それにしても感情や心が動かないというのは、いかにも女子から嫌われそうな要素だ。
あの女子は今どうしているのだろうか。
また思う。教団にいた当時(まだ小学生だった)、内部にも味方がいたらずいぶんと違っていただろうな。
皆個人という以前に、教団の言いなりになるユニットに見えた。それでとにかく早く外に出たかった。
そんなことを考えた。
その他、ニュースを見て思ったこと。マイナンバーカードが他人の情報と紐づいてしまっている問題。
技術がどうとかいう以前に、あれだけ拙速に事を運んだらトラブルが起きて当然だと思う。何でああいう無茶が通ってしまったのか。
これが上が現場のことをわかっていない、ということなのだろうか。
今(も)現場は阿鼻叫喚なのでは。
それと、一私企業が国民全部の個人情報を扱って大丈夫なのだろうか。責任はどうなるのか。下手したら金儲けのために利用し放題だ。それで免責されるのではたまらない。
新しい要素が出てきたときに、それが抱える倫理的な問題を考える部署が必要なのでは。