曇り空。
花曇りというやつか。
夢を見た
私鉄沿線の郊外の駅前。線路沿いのドラッグストアにいる。
花粉症の薬を買う。レジに並ぶ。
レジの女性が、この薬を買うのはあなただけだ、と言う。
どうもマイナーな薬らしい。これを買うのはあまり歓迎されていないようだ。
何故かその店員に「お前」呼ばわれされる。カチンときて言い争いになりかける。
買って店の外に出る。ここはよくない。さっさと移動しよう。
それとは別に私鉄の駅はこじんまりとしていて駅前が便利でいいと思う。(終わり)
思ったこと
目が覚める。この駅は知っている、と思った。最近は行っていない。
確かにここは変な場所だった。磁場が狂っているというか、変な人が多かった気がする。
時々こういう場所がある。駅前もきれいでそれなりに栄えているのに何か変。おかしな事件も起きやすい。
いわゆる「電波ハウス」もこういう場所に多い。荒れ放題で、窓や壁に貼り紙が大量にある家。
貼り紙の内容は、誰々に監視されている、とか、○○党の陰謀によって電磁波の被害を受けている、とか、そんなものが多い。
そして何故だかこういう変人は地元の小学生に人気があったりする。
また考える。家庭内の問題。今回は愚痴気味だ。
母の入信している団体の方たちは距離の詰め方が異常に早い。たいして知らない相手にも平気でモノを贈りつけてくる。
それが気味悪い。最近もまた何かを贈ってきた。食品だった。私はこれまでいろいろあったことから、彼らのくれたものは、とてもじゃないがのどを通らない。
それをうちの両親は心が狭いだの平気で非難する。今回も、「あいつはおかしい」、「毒を食らわば皿まで、だな」などと二人で言って笑っていた。
それを言うなら「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」だろ。でも、間違えたほうの「毒を食らわば~」って無意識に何かを表現できている気がする。
母もひどいが、信者でない父まで一緒になって非難するのは何故なんだよ。最近読んだ本の中に、発達障害などを持つ人間は相手に同化しやすい、という文があった。それはこういうことだろうか。父にはその傾向があると思う。
・・・とにかくものすごくしんどい。
お腹がゴロゴロいう。久しぶりに過敏性大腸の症状が出だした。学生時代以来だ。怖くて電車に乗れなくなったり、授業に出られなくなるやつ。
もっとも、つらくても他に居場所がなかったので学校に行って授業を受けるしかなかったけど。
余計つらいじゃん、と今は思う。当時は何も感じなかった。感じるような余裕はなかった。
”あなたが、「いやだ」や「ノー」を言わなければ、かわりに身体が「ノー」と言うだろう”
カウンセラーに教えてもらったガボール・マテという精神科医はそんなことを言っていた。これはそういうことらしい。
でもさ、ノーなんていう贅沢が許されていたら、こんなことにならないよ。
過敏性大腸の症状がはじめて出た当時、自分(の身体)ですら味方でないのか、とショックを受けた。
また考える。”自分たちが絶対に正しい”というのを貫くためには誰かを犠牲にするしかなかった。はじめから無理筋で、信仰がどう、とかいう以前の問題だった。
そういうシンプルな話だった。
自分の頭の中の都合に合わせるために他人の意思を無視して駒のように使う。そういうことだった。
安部元総理の事件以来、いろんなことがありすぎて(自覚できるようになって)吐きそうだ。かなり具合が悪い。
うちの親がいるのは違う団体だけど。
それにしても、宗教団体の問題を病院の先生やカウンセラーなど幾人かに話したが反応がいまいちだった。それは何故なのだろう。
ネットで見ても、そうらしい。それどころか、我慢しろとか言ってくる人間までいる。芸能人のスキャンダルは叩きまくるのに何故だろう。
これは戦争に似ていると思う。戦争では人を殺しても(何故か)犯罪にならない。宗教の活動も戦争と同じで、大きな公式?な活動としてとらえられているのだろうか。
私的なものは叩くが公的なものは放っておく、あるいは積極的に同化しにいく。そういうことか。でも何故なのか。
大きなイベントは”我がこと”としてとらえづらい?
それが安部元総理の事件のおかげで皆とリンクした。困っている生身の人間が見えた。
そういうことだろうか。
本当に暗いな。どんどん性格が悪くなっているような気がする。だけど、当事者の宗教2世の自分はちゃんと考えないといけない。
何もないように明るく生きることはできる。だけどそれをやると、必ず後で手痛いしっぺ返しが来る。それは経験済みだ。
上で書いたガボール・マテもある種のポジティブシンキングはよくないと言っている。一見いいことのように見えるが、問題が起きているのに、それを見ずに問題をただ先送りしているだけだ、とのこと。
だから、暗かろうと人相が悪くなろうとちゃんと考えなければいけない。それをちゃんと生きなければいけない。
近所の人からしたら、引きこもり気味の愛想のない謎のおっさんかもしれない。
信者や母のほうは少し言動はおかしいが、明るく親切な人としてとらえられているのだろうか。
なんだか上でした電波ハウスの話と少しかすっているような気もする。
近々何か教団の大きなイベントがあるらしい。母のテンションが異様に高いのはそのせいか。
父もそれに出席するようだ。まったくどうしてなんだよ。
そんなことをしたらどうなるか考えてくれ、と以前父に言ったことがあるが、父はポカンとしていた。
また頭の中で少しまとめられた。
それにしても、まいったな。